「このままの働き方でいいのか分からない」「将来に漠然と不安を感じる」
このような気持ちのアラサー女性も多いのではないでしょうか。
今回は、アラサー女性が陥りやすい仕事の悩みや、後悔しない働き方をするためのポイントを解説します。
「不安を解消して、自分らしく働きたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
アラサーの仕事の悩み
厚生労働省が毎年調査を行っている「労働安全衛生調査(実態調査):」の令和3年度の調査によると、仕事や職業生活に関する強いストレスを感じている人の割合は53.3%と高い水準です。
また、強いストレスを感じている事象に関する内容は「仕事の量」「仕事の質」「対人関係の悩み」が上位を占めています。
男女とも「仕事の量」に関する悩みがもっとも多く、次いで「仕事の質」、「対人関係の悩み」の順でストレスを抱えているようです。
また、対人関係に悩みを抱えている人の数は、男性よりも女性が上回っています。
それぞれのストレスに該当する場合は、今後の働き方や仕事を見つめ直してみましょう。
対人関係が良くない
職場の対人関係が良くないことで、のびのびと働くことができない女性もいるでしょう。
毎日働く職場で、同僚や上司と上手くいかないのは大きなストレスになります。
また、仕事について周りに相談できなかったり、ストレス解消の手段がなかったり、自分では対処できないほどストレスが大きくなっていたりすると、メンタルヘルスの不調を引き起こす原因となります。
仕事の量が多い
抱えきれないほどの仕事を任されていることも、ストレス要因の一つとなり得ます。
自分の任された仕事が適正かどうか見直してみましょう。
キャパシティオーバーになり、残業や時間外労働が積み重なると、ストレスだけでなく過労にもつながる恐れがあります。
仕事の質が悪い
ストレスを感じている人の中には、仕事内容に不満を感じている人も多くいます。
「電話応対は苦手」「飛び込み営業はしたくない」という気持ちがあるのにもかかわらず、しなければいけない状況が続くと、辞めたくなってしまうこともあるでしょう。
やりたくない仕事を任され続けると、働くこと自体が嫌になってしまう可能性があります。
アラサー女性が後悔しない働き方をするためには?
アラサー女性が後悔しない働き方をするには、どうすればよいのでしょうか。
まずは、自分について深く知ることが何よりも大切です。
そこから、自分に合った職探しをしていきましょう。
次の2つに分けて解説します。
- ”自分が活躍できる”を知るための自己分析
- 自分の特性や強みに合わせた仕事探し
それぞれのポイントや具体的な方法をお伝えしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
”自分が活躍できる”を知るための自己分析
本当に活躍できる場所を見定めるためには、自分を深く知ることが何より大切です。
自己分析の方法はたくさんありますが、手軽に行いやすい下記の方法を紹介します。
- 得意と不得意を書き出す
- スキル・経験を書き出す
- 自分の好きなことを書き出す
- 将来のなりたい姿を書き出す
- メモした内容を見ながら気づいたことをまとめる
紙とペンさえあれば簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
1.得意と苦手を書き出す
自分の得意と苦手を知ることで、仕事の適性が分かりやすくなります。
たとえば「細かい作業が得意」「よく気がつく」「マルチタスクが苦手」「忘れっぽい」などの特徴を洗い出していきます。
適材適所という言葉があるように、自分の特徴にあった仕事を選ぶほうが、パフォーマンスに優れた仕事ぶりを発揮できます。
評価されやすくなることはもちろん、自信もつきやすくなるため、細かく書き出すのがおすすめです。
他者に自分の長所と短所を聞くことも、思いがけない視点で自分を知るきっかけになります。
2.スキル・経験を書き出す
自分がこれまで培ってきた経験やスキルを書き出すことで、さらに自分の強みを深く知ることにつながります。
職歴を時系列ごとに並べて、そこで得た経験やスキルを思いつく限り洗い出します。
印象に残っている出来事や、考え方が変わったきっかけなど、自分の感情もピックアップしてみましょう。
そうすることで、自己分析の手がかりをたくさん見つけられます。
また、「今の自分につながった経験」や「次の仕事で活かせたスキル」をまとめておくことで、次の転職活動に活かせるようになるでしょう。
3.自分の好きなことを書き出す
自分の趣味や好きなことから、やりたいことや得意分野を見つけ出す方法もあります。
「社会人としての経験やスキルが少なく、アピールできそうな特徴が見つからない」という方は、この方法を試してみてください。
今まで自分が好きだったことや、現在熱中している趣味などを書き出していきます。
趣味として時間を費やした事柄だけではなく、興味があった些細なことも挙げてみましょう。
たとえば下記のような出来事も拾い上げていくと、より広い視点で捉えることができます。
- 小学校時代にした図工や手芸の時間が心に残っている
- 一度だけ参加したインテリアのワークショップが楽しかった
- 自然と触れ合う時間を持つと前向きになれた
このように、小さな出来事に興味が隠れていることもあります。
過去を探って、自分の好きなことを見つけてみましょう。
4.将来のなりたい姿を書き出す
自分の理想の姿を可視化することで、「これからどう行動するか」を明確にできます。
たとえば次のような項目をそれぞれ書き出してみましょう。
- 将来実現したいこと
- どんな暮らしがしたいか
- 行きたい場所
- なりたい自分の姿
これらの項目を見える化しておくことで、目標に近づくことができるのです。
「どのような仕事をしてスキルを積めば、なりたい姿になれるか」
「理想の暮らしをするためには、何が必要か」
といった形で、目標から逆算して考えられるようになります。
5.メモした内容を見ながら気づいたことをまとめる
最後にメモした内容を振り返り、気付いたことをまとめてみましょう。
今の自分ができること・得意なことや、反対に苦手なポイントがわかったり、足りないものが見えたりした人もいるのではないでしょうか。
書き出したポイントひとつひとつは、抽象的でぼんやりとした印象を持っているかもしれません。
しかし、そこから気付きを広げていくことで具体的な方向性を見出すことができます。
たとえば「自分は整理整頓が苦手」という特徴があるなら、「なぜ?どんなときにそう感じるか」などさまざまな角度からの視点を持つことで気付きが得られるでしょう。
また、「苦手を避けて仕事に就きたいのか」「苦手を解消したいのか」によって、進むべき方向が異なります。
自分の特性を踏まえつつ、「自分がこれからどうしていきたいか」という気持ちと向き合いながら前を向いていくことが大切です。
自分の特性や強みに合わせた仕事探し
自分に合った仕事を長く続けていくためには、特性や強みに合わせた仕事を探すことが重要です。
合わない職場で苦手な仕事を続けると自信を失いやすくなり、人生の満足度を低下させてしまいます。
自分が選んだ道を後悔せずに歩み続けるためには、自己分析や他己分析に合わせたキャリアプランを練ることが必要です。
自己流で行うこともできますが、転職アドバイザーや転職エージェントを活用する方法もあります。
当サイトでも転職の相談を受け付けておりますので、ぜひご活用ください。
アラサー女性は自分が活躍し続けられる仕事を見つけよう
アラサー女性にとって今は、人生のターニングポイントともいえる時期。
ここで、適切な仕事を見つけられるかどうかでその後の人生の質が変わります。
今回紹介した自己分析の実践や、転職のプロに相談するなどの方法で、自分が活躍し続けられる仕事を見つけてみてくださいね。